「スタートライン(喜多川 泰 著)」を読んで
先日、喜多川 泰さんのスタートライン を読みました。
読み進めるうちに、「これは学生だけの話じゃないな」と、何度も立ち止まらされる一冊でした。
物語の主人公は、将来に対してはっきりした夢を持てないまま、高校3年生を迎えた少年。
特別にやりたいことがあるわけでもなく、何となく日々を過ごしながら、
この先の人生に、言葉にできない不安を抱えています。
そんな彼が、ある転校生との出会いをきっかけに、
“本気で生きてきた人たち”の話を聞く機会に触れていきます。
そこで語られる言葉や考え方は、決して派手な成功談ではありません。
けれど、「生き方」そのものを問い直すような、強いメッセージが込められています。
甘酸っぱい青春要素も強く、久しぶりに胸がキュンとなりました(笑)
読んでいて強く感じたのは、
今の自分があること自体が、奇跡のような出来事の積み重ねだということです。
家族と出会えたこと、子どもたちと一緒に過ごしている毎日も、
少しでも歯車がずれていたら、きっと存在しなかったはずの時間。
当たり前に見える日常が、実はとても尊いものだと、あらためて気づかされました。
また、「人には無限の可能性がある」というメッセージも、この本の大きなテーマです。
特にそれは、子どもたちの姿と重なって見えました。
大人が勝手に引いてしまう“限界線”は、
本当は、最初から存在していないのかもしれません。
そして何より、この本を読んで感じたのは、
読書は、行動してこそ意味があるということです。
Youtube等でインパクトのある動画に出会った時も同様です。
ただ読んで(観て)「いい話だった」で終わるのではなく、
今日の選択を少し変えてみる。
目の前のことに、もう一歩だけ本気で向き合ってみる。
その小さな一歩こそが、自分自身の「スタートライン」なのだと、
この本は教えてくれました。
将来や夢に迷ったとき、そっと背中を押してくれる一冊。
「今やるべきことに本気で向き合う」ことの大切さを、物語を通して教えてくれます。




