新しい部署で成果を出すには?|異動後のキャッチアップで意識した3つのポイント

はじめに
新しい部署に異動した直後は、期待と同じくらい不安も大きいですよね。
私自身も研修部に異動し、初めて大きな研修を担当したときは「ちゃんとやりきれるのだろうか」とプレッシャーを感じました。
ただ、振り返ってみると「ポイントを押さえること」で短期間でもキャッチアップし、なんとか成果につなげることができました。
今回は私の体験をもとに、新しい部署で成果を出すために意識した3つのポイントをご紹介します。
ポイント①:できることを持ち込む(強みを活かす)
異動先がどんな部署であっても、これまでの経験の中には必ず活かせる部分があります。
私の場合はマーケティング部での経験でした。資料作成やプレゼン、全体の段取りを組む力は、研修の準備や進行に直結しました。
「自分がここで貢献できる」という安心感は、不安を減らし自信にもつながります。
💡 Tips
過去の経験を“転用リスト”として書き出してみましょう。「これは使えそう」と整理しておくと、新しい環境でも即戦力になりやすいです。
ポイント②:できないことを認める(弱みを整理する)
一方で、新しい部署ならではの専門知識や経験不足は避けられません。
私も研修運営の細かいノウハウについては全くの初心者でした。
そこで意識したのは「できないことは素直に認める」ことです。無理に背伸びせず、同僚や先輩に相談する姿勢を持つことで、かえって信頼を得られることもあります。
私ももうすぐ40歳ですが、新たな挑戦をするうえでは年齢や過去の経験からくるプライドが成長の妨げになることもあると思っています。
💡 Tips
「できないこと」をメモに書き出してみましょう。その上で優先度をつけると、学ぶ順番や相談すべき内容がクリアになります。
ポイント③:キャッチアップの仕組みを作る(サイクルを回す)
新しい業務を早く理解するには、「できること/できないこと」を事実ベースで把握することが欠かせません。
私は研修の準備段階から予演を行い、チームメンバーへアウトプットをするようにしました。そうすることで「何ができていて、何がまだできていないか」を客観的に整理できます。
そこから「事実の整理 → 原因の追究 → 改善策のサイクル」を回すことで、短期間でも着実にキャッチアップが進みました。
💡 Tips
感覚ではなく「事実」で判断することが大切です。予演や小さなアウトプットを挟むと弱点が早めに見えるので、改善がスピーディーになります。
まとめ
新しい部署に異動した直後は、全部を完璧にこなそうとすると苦しくなってしまいます。
大切なのは、
- できることを持ち込んで自信を持つ
- できないことを認めて整理する
- 事実ベースで改善のサイクルを回す
この3つを意識することです。
新しい環境では不安も多いですが、むしろキャッチアップのプロセスを通じて、自分自身の成長を実感できるはずです。