結果が出るまで続けることの大切さ|3年生になった息子とのバスケから学んだこと

親子でバスケ

はじめに

これは2024年、新年度が始まった頃の話です。

息子は3年生に進級しました。体はまだ小さいのですが、ドリブルやシュートが少しずつ上達してきて、なにより“負けず嫌い”な一面がより強くなってきたように感じました。

バスケを始めて3年目。試合ではなかなか活躍できないことも多かったのですが、それでもコートに立ち続ける息子の姿がありました。その様子を見ながら、僕自身が「あきらめないって、どういうことなんだろう」と考えるようになりました。今回は、そんな日々を振り返ってみたいと思います。


第1章:自信と悔しさの繰り返し

息子がバスケを始めたのは年長のときです。最初は「楽しい!」という気持ちがすべてで、練習も試合も前向きに取り組んでいました。

小学校1〜2年生のころは、シュートが決まったり、試合でボールに触れたりすることで、少しずつ自信をつけていきました。でも、2年生の後半になると、周りの子どもたちとの違いが目立つようになってきました。体格もスピードも技術も、どんどん差がついていったのです。

得意・不得意を自覚する中で、息子は自信と悔しさの間を行き来していたように見えました。


第2章:親としての迷い

それでも息子は、「やめたい」と口にすることはありませんでした。悔しい思いはしていても、やっぱりバスケが好きだったのだと思います。

親として、どんなふうに声をかければいいのか、何度も迷いました。「頑張れ」と励ますことがプレッシャーになるかもしれないし、「やめてもいいよ」と言うのも無責任に感じました。育児系のYouTubeを見たりもしましたが、一人一人個性があるなかで、息子にとっての“正解”は見つかりませんでした。

そんな中で僕が意識したのは、結果よりも“過程”に目を向けることです。「がんばってたね」「最後まで走ってたね」など、努力していたことをしっかり見て、伝えるようにしました。

とはいえ、僕自身も完璧な親ではありません。ついアドバイスっぽいことを言ってしまって、息子とぶつかることもありました。


第3章:成長の瞬間

ある日の練習試合。息子が誰よりも早くゴールに向かって走り、リバウンドにも何度も飛び込んでいく姿がありました。得点は少なかったものの、「いま自分がやるべきこと」にしっかり集中しているように見えました。

ドリブルやパスはまだ課題があるようですが、自分の得意な“シュート”を活かすために、リバウンドを狙ったり、ゴールに向かって走り続けていたのだと思います。

試合の帰り道、息子は「今日はあきらめなかった」と笑って話してくれました。


終わりに

息子の姿を見て、僕は改めて思いました。
「できる・できない」ではなく、「自分にできることを続けること」こそが、すごいことなんだと。

小さな成長を積み重ねていくことが、やがて大きな力になる。そう信じて、これからも“続ける姿勢”を大切に、そっと背中を押していきたいと思います。

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