“できない”じゃなくて“知らないだけ”だった|娘と始めたバスケットボール

はじめに|バスケットボールを始めた6歳の娘
娘が小学校1年生になり、バスケットボールを始めました。
兄が先にバスケをしていたこともあり、自然と興味を持ってくれたようです。
もともと娘は、人見知りせず誰にでも気さくに話しかけられる性格で、明るく元気。
その反面、集団行動には少し苦手なところがあり、以前から言葉の発達の遅れも感じていたので、「チームスポーツって大丈夫かな?」と正直少しだけ不安もありました。
でも、やってみたいという気持ちを尊重して、まずは体験からスタート。
ドキドキしながらの初日を迎えました。
最初は“ふざける・座る・聞かない”ばかり
初めての練習では、コーチの話を聞かず、自由気ままに動き回る姿が目立ちました。
ボールそっちのけでふざけたり、みんなが話を聞いているときに床にペタンと座ってしまったり。
親としては「これは向いていないかも…」と心配になりました。
周りの子たちがしっかり話を聞いて動いているなかで、
わが子だけが何度も注意されるのを見ると、やはり胸がチクリとします。
一緒に決めた“今日やること”が大きな変化に
練習後、「コーチはどんなことを注意していたの?」と娘に聞いてみました。
すると、ちょっとだけ考えて「コーチの話を目を見て聞く」「最後まで練習をやりきる」と、自分の口で言ったんです。聞いていないようで、ちゃんと聞いていました(笑)
それからは、毎回練習の前に2~3個だけ“今日やること”を一緒に決めてから送り出すようにしました。
すると不思議なくらい行動が変わっていきました。
もちろん完璧ではありませんが、話を聞こうとする姿勢や、最後までがんばろうとする意識が見えてきたんです。
このとき思ったのは、“できなかった”のではなく、“やるべきことを知らなかっただけ”なのかもしれないということ。
ちゃんと伝えて、理解できるように関われば、子どもはきちんと応えてくれる。
そんな当たり前のようで忘れがちなことに、改めて気づかされました。
娘の持ち味がチームで活きた瞬間
先日、コーチからこんなエピソードを教えてもらいました。
練習中に転んで泣いてしまった子がいたとき、
娘がその子の前で変な顔をして笑わせようとしていたそうです。
きっと彼女なりに「元気出してほしい」と思ったんだと思います。
もともと底抜けに明るく、誰とでもすぐ打ち解けられる性格。
そんな“持ち味”が、バスケというチームの中で活きた瞬間でした。
ああ、こういう場面もあるんだなと、少しうれしくなりました。
終わりに|“できない”と決めつけず、見守ること
親として、うまくできない姿を見るとつい焦ってしまったり、周りと比べてしまうこともあります。
でも、できない理由を知ろうとしたり、できる方法を一緒に考えたりすることが、
子どもとの関係ではとても大切なんだと、今回あらためて感じました。
これから先、まだまだ壁にぶつかることもあるかもしれません。
でも、「この子はできない」ではなく、「これからできるようになる」そう信じて、
温かく見守っていきたいと思います。
バスケを通して見えてくる、子どもの成長や親としての向き合い方。
息子とのエピソードも交えて、こちらの記事でも綴っています。
➤親子バスケのはじまり|息子の成長と父親としての関わり方の記録
➤結果が出るまで続けることの大切さ|3年生になった息子とのバスケから学んだこと
小さなお子さんがバスケを始めるなら、ボール選びもとっても大事。
子供たちが練習で実際に使っているボールを紹介しておきます👇