TOEIC600点台の壁は越えられる!|35歳でスコアアップしたコツと勉強法

英語には自信があったはずなのに、初めてのTOEICはまさかの300点台。
「これは一体、何を測るテストなんだ……?」と呆然としたのを、今でも覚えています。
大学受験では英語が得意で、センター試験も8〜9割は取れていました。
ところが社会人になり、数年ぶりに英語に向き合った結果は「ほぼ何も聞き取れない・時間も足りない」。
TOEICは、知識だけでは太刀打ちできない「慣れ」と「戦略」が問われるテストだと痛感しました。
この記事では、そんな私が600点台の停滞を乗り越えて800点台に到達するまでにやったことを、できるだけ具体的にお伝えします。
初受験は300点台。何を聞かれているかもわからなかった
TOEICの初受験は30代前半。
当時は「英語は昔得意だったから、勉強すれば何とかなるだろう」と軽く考えていました。
ところが、リスニングは聞き取れず、リーディングも時間が足りない。
あっという間に時間が過ぎ、本番中に焦ってしまうばかりでした。
その原因は明確で、「問題形式への理解不足」と「時間配分の準備不足」です。
TOEICのような形式特化型の試験では、英語力そのものよりも「どう解くか」を知っているかどうかがスコアに直結します。
問題形式に慣れるだけで、100点単位でスコアが伸びた
その後、TOEICのコツを紹介した書籍を1冊読み、全体の構成を把握しました。
・Partごとの問題数
・時間配分の目安
・リスニングは問題文先読みが重要
・リーディングは全問解ききれなくてもOK など
この「形式を知る」というだけで、スコアは300点台 → 400点台 → 500点台と順調に伸びていきました。
つまり、英語力が大きく上がったわけではなく、「テスト慣れ」するだけで大幅にスコアは上がるということです。
外資系でもすぐに英語での実務を求められないのであれば、とりあえず600点あれば面接に進めることも多いと思います。ここを目指すのであれば、そこまでハードルは高くないかもしれません。
600点台での停滞。突破のカギは“基礎力の底上げ”
ところが、600点台に入ってからが一番苦労しました。
このスコア帯では、「慣れ」だけでは通用しないフェーズに入ってきます。
ここから私が意識して取り組んだことは、主に以下の3つです。
【1】リスニングは“聞き取れる音”を増やす努力
TOEICのリスニングは、とにかくスピードが早い。
600点までは「なんとなく」で解ける問題もありますが、700点台、800点台を目指すなら、一文を正確に聞き取れる力が必要です。
私が実践したのは、以下の方法です:
- シャドーイング(短めの会話文を音読と同時に真似する)
- ディクテーション(音声を書き取ってみる)
- 公式問題集のPart1・2を繰り返し聞いて、音に慣れる
特にシャドーイングは効果的で、聞き取れる単語が増えてくると、聞くのが楽しくなりました。
【2】リーディングは「語彙力×読解スピード」が命
Part7(長文読解)が苦手でしたが、ここを伸ばさないと800点台には届かないと感じました。
具体的にやったことは:
- 毎日10語ずつTOEIC頻出単語を覚える(アプリ使用)
- Part7の長文を1日1つ「時間を測って読む」練習
- 読解後に「主語・動詞・目的語」だけ拾って要点把握する練習
TOEICでは「全文を理解する」必要はなく、「設問に答えるための情報だけ拾う」力が求められます。
この感覚に慣れることで、リーディングセクションでの失点が大きく減りました。
(これに注力しすぎると後々実務で苦戦しますが、まずはTOEICスコアを上げるのもありかと思います。)
【3】勉強習慣の確立(毎日やらないと忘れる)
TOEICの対策は、週末にまとめてやるより、毎日15~30分の積み重ねが私の場合は効果的でした。
私が使っていたのは以下の教材です:
- スタディサプリENGLISH(スキマ時間に最適)
- TOEIC問題集(本番形式で慣れる)
- 単語アプリ(mikan、abceedなど)
とくにスタディサプリは「1日5分からできる」「解説がわかりやすい」「アプリですぐ復習できる」という点で続けやすかったです。
本番を重ねるごとに、焦らず解けるようになった
TOEICは回数を重ねるほど、「ペース配分」や「設問の特徴」に慣れていきます。
例えば、Part3の図表問題は「設問のどこを見ればいいか」さえ分かれば一気に解きやすくなりますし、Part7でも「何を聞かれるか」のパターンが読めてきます。
私自身も3回目くらいの受験から、本番でも落ち着いて解けるようになりました。
“慣れ”はあなどれない。これが実感です。
おわりに|TOEICは慣れと工夫で必ず伸びる
TOEIC600点台で悩んでいる方に伝えたいのは、「今持っている知識を、テストで使える形に変えること」が大切だということ。
- テスト形式に慣れる
- リスニングは音に触れる量を増やす
- リーディングは語彙力と要点把握力
- 毎日コツコツ続ける
これらを意識するだけで、スコアは確実に伸びていきます。
35歳からの挑戦でも、英語はまだまだ伸びる。
この体験が、これからTOEICに向き合う誰かのヒントになれば嬉しいです。
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