忙しくても走れる理由|“朝ラン”がくれた静かなご褒美時間
走りたいのに走れない日々から抜け出すために
仕事が終わる頃には、気力も体力もすっかり空っぽ。
「今日こそ走ろう」と思っていても、夕方になると一歩が踏み出せない。
家に帰れば、子どもたちの宿題やお風呂、寝かしつけなど、夜はあっという間に過ぎていきます。
気がつけば22時。そこから走りに行くのは、忙しい日々では現実的ではありません。
本当は身体を動かしたいのに、走る時間が取れない。
そのジレンマを抱えたまま過ごしていると、
「忙しくても続けられる方法はないのかな…」と考えるようになりました。
そんな時に思い切って試してみたのが、“朝ラン”でした。
朝ランを始めるきっかけになった小さな不調
ランニング自体は好きなのに、忙しさに押されて習慣にできていませんでした。
走る間隔が空くほどしんどくなる、という悪循環に入っていたんです。
仕事の疲れも抜けにくく、体も重い。
「走りたいのに走れない」こと自体がストレスにもなっていました。
とはいえ、朝に30分早く起きるのは正直つらいものです。
でも、そこで気づいたのが“夜の余計なスマホ時間”。
寝る前にSNSや動画をなんとなく見てしまう、その30分です。
ここを削れば、翌朝の時間は自然と生まれます。
つまり“時間がない”のではなく、優先順位の問題なのかもしれない と感じました。
「早朝なら誰にも邪魔されない。続けられるかもしれない。」
そう思って朝ランを始めました。
朝の流れが整うと、ランニングは続けやすくなる
朝は5:30頃に起床。
コップ一杯の水、軽いストレッチ、そして外へ。
10〜20分の短いランニングでも、心がスッと軽くなります。
帰宅後はシャワーを浴び、6:30頃にバターコーヒー。
カフェインと良質な脂質の組み合わせが、頭をクリアにしてくれます。
ちょうどその頃に子どもたちが起きてくるので、
リラックスしながら話したり、一緒に準備したり。
穏やかなコミュニケーションの時間にもなりました。
朝ランとバターコーヒーがひとつの流れとして定着したことで、
「これは忙しい日でも続けられる」と感じるようになりました。
朝だけにある“静かなご褒美時間”
外へ出ると、世界がゆっくり動き始める直前の静けさがあります。
朝日、ひんやりした空気、足音だけが響く感覚。
夕方のランニングとはまったく違う“心の余白”があるんです。
走っている時間は、今日の予定や気持ちを整理する大切な時間にもなりました。
忙しい毎日だからこそ、こうした「頭のリセット時間」がとても貴重です。
そして気づいたのは、
“誰にも邪魔されない自分だけの時間” があることの大きさでした。
忙しい毎日でも朝ランが続く理由
◎ 自分でコントロールできる唯一の時間
夕方は予定・家事・疲労に左右されますが、早朝だけは自由。
忙しい人にとって最大のメリットです。
◎ 走った日は、仕事も育児も気持ちよく進む
短時間でも走ると気分が整い、一日の調子が本当に変わります。
子どもへも、柔らかい気持ちで向き合えるようになります。
◎ 睡眠の質が上がり、翌朝も自然と起きられる
走る → よく眠れる → 早起きできる
という好循環が生まれます。
こうした積み重ねが、朝ランを“忙しくても続けやすい習慣”に変えていきました。
朝ランを始めたい人への、小さなコツ
朝ランは、完璧を目指す必要はありません。
まずは10分だけ走れば十分です。
距離やペースは気にしなくて大丈夫。
続けるためのポイントは“夜の過ごし方”。
スマホをだらだら見てしまう時間を減らし、少し早めに寝る。
それだけで翌朝の30分が自然に生まれます。
朝起きてからスマホを触らないことも大切です。
流れのままルーティンに入ると、負担なく続けられます。
大切なのは、
「やる気」よりも「続けられる仕組み」 をつくることです。
自分のために使う10分が、毎日を変えてくれる
朝ランは、単なる運動習慣ではありませんでした。
健康やダイエット以上に、
「心に余裕をつくる習慣」 になってくれました。
忙しい社会人こそ、朝の静かな時間がご褒美になります。
10分だけでも、自分のために時間を使うことで、一日の見え方が変わります。
最後にひと言。
「完璧じゃなくて大丈夫。まずは一歩だけ、一緒に。」
朝ランを続けるうえで、意外と大事なのが「走りやすい服装を用意しておくこと」です。
とくに朝は迷う時間が少ないほど続けやすいので、上下セットのジャージは相性抜群です。
今回は、僕自身も気になっているアンダーアーマーの上下セットをご紹介します。
動きやすさとシンプルなデザインで、朝ランにも普段着にも使いやすいアイテムです。
朝ランを始めたい方にまずおすすめしたいのが、
「価格が高すぎず、しっかりクッションがあるランニングシューズ」 です。
朝は体がまだ温まっていないので、クッション性のあるシューズのほうがケガ予防にもつながりますし、走るときの着地がとても楽になります。
そこで、初心者でも選びやすいニューバランスのFresh Foam 520 v9をご紹介します。
軽さとクッション性のバランスがよく、朝ランとの相性も抜群です。




