親が学ぶ姿が子のやる気を育てる|家庭学習が続く“3つの工夫”とわが家の実例
はじめに|家庭学習の“やる気”は親の姿から育つ
子どもに勉強をしてほしいと思っても、
「どう声をかければいいんだろう…」
「やる気が続かない…」
と悩むことは多いですよね。
ですが最近、私自身が実感しているのは、
“親の学ぶ姿”が家庭学習の習慣づくりに大きく影響する ということです。
子どもに「やりなさい」と伝えるより、
親が自然に学んでいる環境をつくること のほうが、結果的に子どものやる気が育ちました。
この記事では、私が実際に試して効果を感じた
家庭に“学ぶ空気”をつくる3つの工夫 を紹介します。
工夫①
家庭学習を定着させるコツ|いきなり頑張らせない
家庭学習を始める時にやりがちなのが、
“最初から完璧を目指すこと” です。
でもこれは、子どもの負担になるだけで続きません。
そこで大切なのは、
小さく始めて、小さく続けること。
たとえば、最初はこんな声かけに変えてみます。
- ×「ちゃんとやりなさい」
- ○「今日は10分だけでも頑張ってみよう」
たったこれだけで、子どもの気持ちの負担がぐっと軽くなります。
私の家でも、まずは “短い時間でもOK” を合言葉にしたことで、家庭学習がスムーズにスタートできました。
工夫②
親が“学ぶ姿”を見せる|タブレット・PC・スマホも立派な教材
最近は、学習スタイルが多様化しています。
紙の参考書だけでなく、タブレット学習・動画講義・スマホアプリなど、方法はさまざまです。
そこで私が意識しているのは、
タブレット・PC・スマホを使って“親が学ぶ姿”を自然に見せること。
これが想像以上に効果的でした。
- 私は英語アプリ(スタディサプリやネイティブキャンプの予習など)
- 子どもはタブレット学習や宿題
- 同じ机で、別々の学びを進める
こんな「学びの時間」を一緒に作るだけで、子どもは安心して勉強を始めます。
「勉強しなさい」よりも、
“親も一緒に学んでいる”空気をつくるほうが子どもは動きやすい と強く感じています。
工夫③
親子で別々に学ぶ“並行学習”
「一緒に勉強しよう」と声をかけると、逆にプレッシャーを感じる子もいます。
そこでおすすめなのが、
“並行学習”=同じ空間で別々のことを学ぶスタイル。
- 私 → 英語 / 読書 / PC作業
- 子ども → 宿題 / タブレット学習 / ワーク
この“ゆるい距離感”がちょうどよくて、
子どもは「ひとりじゃない」と感じながら落ち着いて学習に取り組めます。
特に息子は、私が静かに英語を学んでいると、自然と集中力が持続するようになりました。
親子で同じ空気を共有するだけで、勉強は習慣になりやすい。
最近はそう実感しています。
わが家で使っているサービス
家庭学習の習慣づくりには、子どもが「自分でもできる」と感じられる環境が大切です。 わが家でも実際に使って良かった、学習サービスを2つ紹介します。どちらも“親子で続けやすい”のが魅力です。
● スマイルゼミ|タブレット1台で家庭学習が完結
わが家の夜学習で使っているのが「スマイルゼミ」です。 タブレット1台で、国語・算数だけでなく英語やプログラミングにも対応。 自動採点のおかげで親の負担も少なく、子どもが自分のペースで取り組めます。
継続のコツ|サボる日があってもいい
家庭学習を続けるうえで、親がまず意識したいのは
「完璧じゃなくていい」 ということです。
私自身、仕事の疲れや子どもの送迎でバタバタして、まったく勉強できない日もあります。
そんな日は素直に休みます。
そして次の日、またふっと戻る。
これが習慣化のいちばん現実的な方法です。
- 休んでもOK
- 気分が乗らない日があって当然
- 続けることが優先
親が肩の力を抜く姿勢は、子どもにも安心感を与えます。
“勉強は毎日完璧にやるもの” というプレッシャーを感じさせないことが、長期的にはプラスになります。
我が家実例|朝学習・夜学習・オンライン英会話
最後に、私の家庭で続けている習慣を紹介します。
● 朝学習
- 10〜15分だけ
- 計算・漢字・タブレット
- 私は横でパソコン作業
(一緒の空間で勉強や仕事をすることがポジティブに働いていると感じています)
短時間ですが、朝の静かな空気で集中しやすいのがポイントです。
● 夜学習
- 寝る前のスマイルゼミ or 宿題
- 疲れている日は“軽い内容”に切り替え
- 私は横で英単語学習や読書をする
「一緒に机に向かう時間を作る」ことを意識しています。
● オンライン英会話(親子で)
- クラウティを活用した親子英会話
- 私は単独レッスン、子どもはそばで見守りながらサポート
- 終わった後に「今日の講師は面白かったね」などの感想共有
これを続けることで、
子どもの英語への興味が少しずつ高まってきました。
文法はまだ習っていませんが、
発音はしっかり良くなってきています。
おわりに|家庭の学習習慣は“雰囲気づくり”から始まる
子どもに勉強してほしいとき、
一番効果があるのは「やりなさい」と言うことではありません。
親が自然に学んでいる姿を見せること。
そして、
- 小さく始める
- 多様な学び方を見せる
- 並行して学ぶ環境をつくる
この3つを意識するだけで、家庭の“学ぶ空気”は大きく変わります。
今回の内容が、家庭学習の悩みを少しでも軽くできたら嬉しいです。




