TOEIC800点を取ってわかってきたこと|できること・できないことを正直に振り返る

TOEIC800点を取ったけれど
TOEICで800点を超えたとき、「やっと英語ができるようになったのかな」と少しだけ思いました。
でも実際は、思っていたよりも“使える英語力”には届いていないと感じています。
英語を使う機会は、週に1〜2回のオンライン英会話と、週1回のチームミーティングくらい。
長時間の英会話やディスカッションをする機会はほとんどありません。
だからこそ、TOEICスコアと実践力の間にはギャップがあるのだと実感しています。
TOEIC800点で「できるようになったこと」
① 英語の文章が“なんとなく”読めるようになった
英語のニュースサイトや、洋書の冒頭などを読んでいると、
「ああ、こういうことを言ってるのかな」という感覚が持てるようになりました。
文全体の流れをつかむのが、以前よりラクになった印象です。
ただ、細かいニュアンスや知らない単語が出てくると、
まだGoogle翻訳の力を借りてしまいます。
② アナウンスや音声が“ざっくり”聞き取れるようになった
空港や海外のホテルで流れる英語のアナウンスが、以前よりスッと頭に入るようになりました。
もちろん全部を完璧に聞き取れるわけではありませんが、
「今、何を伝えたいのか」がわかる場面が増えてきました。
③ 簡単な会話ややり取りはこなせる
オンライン英会話で「今日は何してた?」と聞かれたときに、
シンプルな英語で返せるようになりました。
カタコトでも、自分の言いたいことが伝わる感覚があるのは大きな進歩です。
話せる英語は限られていても、「伝える勇気」は持てるようになってきました。
④ メールやチャットで短文なら英文で返せる
英語の問い合わせに対して、シンプルな返信を翻訳アプリなしで書けるようになりました。
「了解しました」「確認します」「ありがとうございます」などの定型的なやり取りなら、
スムーズに返せるようになってきたのはうれしい変化です。
それでも「できないこと」
① 文章や会話の詳細まで正確に理解すること
ざっくりとはわかっても、細かい部分の理解があやふやなままになってしまうことが多いです。
特に前置詞や時制など、文法の細かな違いに弱さを感じています。
TOEICの読解なら「なんとなく」で選べてしまうので、
それがクセになっている気もします。
② 複雑な会話やディスカッションに入ること
相手が早口だったり、抽象的な表現を使ったりすると、頭がフリーズしてしまいます。
話題が「家族」「趣味」などの身近なものであれば対応できますが、
少し深い議論になると、語彙力や思考のスピードが追いつきません。
③ 長文や抽象的な文章を読み解くこと
ビジネス英語や専門的な資料は、まだまだ苦手です。
知らない単語や言い回しが多いと、途中で集中力が切れてしまうこともあります。
ゆっくり読めば意味はわかるけれど、スムーズには読めない――そんなレベルです。
TOEIC800点は“スタートライン”
TOEIC800点は、たしかにひとつの自信になります。
でもそれだけで“英語が使える”ようになるわけではありません。
むしろ、そこからが本当のスタートなんだと思うようになりました。
これからは、英語を読む・聞く・話す・書くといった「実際に使う場面」を少しずつ増やしていくことが大切だと感じています。
学習ではなく、習慣に変えていくフェーズに入りたいところです。
■ TOEICスコアは“指標のひとつ”にすぎない
「800点取ったのに話せない…」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
でも、それは当然のこと。TOEICはあくまで“理解力の目安”であって、“会話力の証明”ではありません。
大切なのは、スコアから自分の強みと課題を知ること。
そして、今の立ち位置をふまえて次にどんな英語に触れていくかを考えること。
これからも、焦らずに少しずつ、英語を「使う力」に育てていきたいと思います。
英語を「使える力」として育てていくために、どんな学び方が自分に合っているのかを考えることも大切です。
「そもそも社会人が英語を学ぶ意味ってあるの?」と感じた方は、こちらの記事も参考になるかもしれません。
👉 社会人が英語を学ぶ意味はあるのか?|メリットとデメリットを本音で整理してみた
私自身、TOEIC800点を目指す中でスタディサプリENGLISHを活用していました。
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「正確に理解する」力が身についたと感じています。
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