社会人が英語を学ぶ意味はあるのか?

メリットとデメリットを本音で整理してみた
社会人になってから、「やっぱり英語を勉強したほうがいいのかな…」と思うことはありませんか?
転職、子育て、グローバルな情報収集など、英語が関わる場面は年々増えています。一方で、「忙しくて学ぶ時間がない」「そもそも使う機会がない」という声も多く聞かれます。
今回は、社会人が英語を学ぶことについて、実際に感じたメリットとデメリットを本音で整理してみました。
結論としては、「多くの人にとってメリットになる可能性は高いけれど、すべての人に必須とは限らない」という立場です。
今の自分にとって英語が必要かどうか、悩んでいる方の判断材料になれば嬉しいです。
英語学習のメリット
転職の幅が広がる
まず最も大きなメリットは、キャリアの選択肢が増えることです。
たとえば外資系企業や、海外とやりとりのある部署では、一定の英語力が求められます。
TOEICスコアでいえば600〜700点以上があると、履歴書や職務経歴書に書いたときのインパクトも違ってきます。
私自身も、「もう一歩、選択肢を広げたい」と思ったときに、英語が“壁”に感じたことがありました。
逆にいえば、英語ができることで「この求人、ちょっと挑戦してみようかな」と思える世界が広がったのです。
なお、TOEICスコアを求める企業でも、必ずしも入社直後から英語会議に参加させられるわけではないので、ご安心を。
子どもと一緒に学べる
最近では、「親子で一緒に学ぶ」というスタイルも増えてきました。
わが家では、英語のアニメや絵本を一緒に見ることがあり、ときには「これどういう意味?」と聞かれることもあります。
そんなとき、親が中学英語レベルでも理解できていれば、子どもの疑問に応えてあげることができますし、何より「学ぶ姿を見せること」が教育になります。
「英語は怖くない」「ちょっとずつ学べばわかってくる」——そんな姿勢を見せることが、子どもにとっての安心や興味につながると感じています。
情報収集の幅が広がる
3つ目のメリットは、情報収集の幅が一気に広がることです。
たとえば、ITやAIに関する最新情報は、英語でしか出回っていないことも珍しくありません。
英語がある程度読めるようになると、YouTubeの海外チャンネルや英語のニュース記事、さらにはChatGPTの英語プロンプトまで使いこなせるようになります。
私自身、英語で質問したほうが良い結果が得られた経験もあり、「やっぱり英語ができると、得られるものが増えるな」と感じることが増えてきました。
英語学習のデメリット
最大の壁は「時間」
もちろん、メリットばかりではありません。
最も大きなハードルは、「時間の確保」です。
仕事に家事に育児に…と、忙しい毎日の中で英語の勉強時間を取るのは、正直難しいときがあります。
帰宅後に机に向かっても眠くなってしまいますし、週末は家族との時間を優先したくなることも。
英語の習得には継続が必要なので、日々のルーティンにどう組み込むかが大きな課題になります。
成果が出るまでに時間がかかる
もうひとつのデメリットは、「すぐに結果が出ないこと」です。
たとえばTOEICのスコアが100点伸びるまでに数ヶ月、英会話がスムーズになるまでに1年以上かかることもあります。
努力した分がすぐに形にならないので、モチベーションを保つのが難しい時期もあるかもしれません。
ただ、この「見えない努力」があるからこそ、後になって「やっていてよかった」と思える瞬間がくるのだと感じています。
最後に|英語は“手段”であって“目的”ではない
英語を学ぶことは、将来の自分にとって武器になる可能性があります。
でも、それが「絶対に必要なもの」かどうかは、人それぞれです。
私自身は、外資系企業への転職という結果が伴ったこともあり、「学んでよかった」と思っています。
でもそれは、自分に合ったやり方で、少しずつ進めてきたからこそ続けられたのかもしれません。
無理に取り組む必要はありません。
ただ、もし「ちょっと気になるな」と思っているなら、小さな一歩を踏み出してみるのもいいかもしれません。
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